Googleコアアップデートの影響実測|2024-2025年の変動記録
Googleがコアアップデートを発表するたびに、SEO業界は騒がしくなります。 「大変動」「壊滅」といった見出しが並び、翌週には対策記事が量産されます。 ところが「実際に自分の管理サイトが何位から何位に動いたか」を、母数つきで公開している記事はほとんどありません。
このページでは、当社が管理するサイト群について 2024年1月1日〜2025年8月15日の主要コアアップデート4回の前後で計測した順位変動(サンプル数123件)を、 集計したままの形で公開します。
先に結論を書きます。大きな変動がなかった(±3位以内)のは53件・42.1%、 一部キーワードで変動した(±4〜10位)のが36件・28.6%。 この2つを合わせると70.7%は±10位以内に収まっています。 -10位以上の大幅な順位低下は16件・12.7%にとどまり、 むしろ+10位以上の上昇が21件・16.7%と、低下より多いという結果でした。
つまりコアアップデートは「全サイトが揺れるイベント」ではなく、一部のページを選別して評価をやり直すイベントです。 問題は、どちらの側に自分のページが入るのか。その分かれ目になっていた条件と、 更新の前後で実際に何をすべきかを、以下で順に説明します。
このページの立場:筆者はSEO対策サービス(月額5,000円)の提供者です。中立な第三者ではありません。 その提供者が変動データをそのまま出すのは、コアアップデートは「対策商品」を売るための不安材料に使われやすいと考えているためです。 当社のサービスが向かないケースも明記しています。
コアアップデート後の順位変動(123件の実測集計)
調査条件
- データソース:自社管理サイト群のアップデート前後データ(複数サイト)
- 集計期間:2024年1月1日〜2025年8月15日(約1年8ヶ月)
- サンプル数:123件
- 集計対象:この期間の主要コアアップデート4回
- 集計単位:120サイト・延べ(同一サイトが複数回の更新で計上されます)
- 判定基準:更新の展開完了後の順位と、展開開始前の順位の差
| 変動の内容 | 件数 | 割合 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 大きな変動なし(±3位以内) | 53件 | 42.1% | 安定 |
| 一部キーワードで変動(±4〜10位) | 36件 | 28.6% | 要観察 |
| 順位が上昇(+10位以上) | 21件 | 16.7% | 改善の好機 |
| 大幅な順位低下(-10位以上) | 16件 | 12.7% | コンテンツ品質の見直し |
※出典:ワンコインSEO 自社管理サイト群のアップデート前後データ(2024年1月1日〜2025年8月15日・サンプル数123件・主要コアアップデート4回)。 表は延べ集計のため、同一サイトが複数の更新で計上されています。表内の順序は変動の大きさで並べ替えていますが、件数・割合は集計値そのままです。
この表から読み取れることは3つあります。 1つ目、±10位以内に収まったのが42.1%+28.6%=70.7%。7割は「話題になるほどの変動」を経験していません。 2つ目、上昇(16.7%)が低下(12.7%)を上回っている。コアアップデートは下落イベントではなく、順位が入れ替わるイベントです。 3つ目、大幅低下は12.7%と限定的。ただしこの層に入ったサイトは、放置しても自然回復はしませんでした。
このデータで言えないこと
数字を出す以上、どこまでが言えて、どこからが言えないかも書いておきます。
- 統計的な代表性はありません。当社が管理するサイト群、つまり地域名を含む複合キーワードを中心とした中小事業者のサイトに偏った集計です。全国規模のメディアやECサイトには当てはまりません
- 因果関係は証明できません。コアアップデートの展開期間中には、競合の更新・季節要因・自社側の変更も同時に起きています。「更新の前後で順位が動いた」ことは記録できても、「更新が原因である」ことは外部からは確定できません
- 延べ集計です。同一サイトが4回の更新すべてで計上される場合があります。「120サイトのうち何社が被害を受けたか」という読み方はできません
- 上位表示率・上位表示までの期間は本ページに含めていません。これらは公開対象外としています。掲載しているのは変動幅の分布・施策内容・実務プロセスに限られます
- 更新の名称ごとの内訳は出していません。特定回の更新の影響を切り出すと、その回に対策が集中しているサイト群の偏りが混ざるためです
この数字の読み方|「変動しなかった」ことの意味
コアアップデートの記事でよく見るのは、大きく下がったサイトの事例です。 下がった話は共有されやすく、何も起きなかった話は誰も書きません。 その結果、実態より「変動する」印象が強く形成されます。
実測では7割が±10位以内でした。この事実には、実務上2つの意味があります。
意味1:更新のたびに施策を切り替える必要はない
コアアップデートが発表されるたびに施策方針を変える運用は、効果の検証を不可能にします。 施策の効果は数ヶ月かけて現れるため、3ヶ月ごとに方針を変えれば、どの施策が効いたのか永久に分かりません。 7割が大きく動いていないという前提に立てば、更新のたびに慌てるより、同じ方針を継続して検証したほうが情報が増えます。
意味2:動かなかったこと自体は「安全」を意味しない
一方で、逆の誤読にも注意が必要です。「今回動かなかったから、うちのサイトは大丈夫」とは言えません。 評価基準の見直しは領域ごとに行われるため、今回の更新が自分の分野を対象にしていなかっただけ、という可能性が常にあります。
実測でも、ある更新で±3位以内だったサイトが、次の更新で±4〜10位の変動群に移るケースがありました。 延べ集計にしているのはこのためです。「1回耐えた」は「次も耐える」の根拠になりません。
変動の大きさと、キーワードの性質の関係
集計を眺めていて明確だったのは、競合するページ数が多いキーワードほど変動幅が大きいという傾向です。
「税理士」のような全国規模の単一キーワードは、上位10位を争うサイトが数百から数千あります。 評価基準がわずかに動けば、順位はすぐに入れ替わります。 一方「新宿 税理士 相続」のような地域名を含む複合キーワードは、まともに競合しているページが数十本という世界です。 基準が動いても、入れ替わる相手がそもそも少ない。
これは当社が対象キーワードを地域名を含む複合キーワードに限定している理由の1つでもあります。 詳しくはロングテールキーワードとは?と地域名を含むキーワードのSEO対策で説明しています。
そもそもコアアップデートとは何か
数字の話に入る前提として、用語を揃えておきます。実務で混同されやすい3つを区別してください。
| 種類 | 何が起きているか | 通知 | 対処の方向 |
|---|---|---|---|
| コアアップデート | 評価基準そのものの見直し。個別サイトへの罰則ではない | なし(Googleが実施を公表) | コンテンツの実質的な改善 |
| 手動による対策(ペナルティ) | ポリシー違反に対する人的な措置 | Search Consoleに通知 | 違反の除去+再審査リクエスト |
| 自社側の変更・不具合 | リニューアル、noindex混入、リダイレクト設定、サーバー障害 | なし | 変更履歴を遡って原因を戻す |
実務で最も多い誤診は、3つ目を1つ目と取り違えることです。 コアアップデートの時期にリニューアルやCMS更新が重なると、自社側の不具合をアップデートのせいにしてしまい、 直せば戻るものを何ヶ月も放置することになります。 切り分けの手順は検索順位が下がった原因の切り分け手順【7ステップ】にまとめています。 ペナルティとの違いはGoogleペナルティの確認方法と解除手順を参照してください。
展開には数週間かかる
コアアップデートは、発表された日に一斉に切り替わるものではありません。 展開(ロールアウト)に2〜4週間程度かかり、その間は順位が日単位で上下します。 展開途中の順位を見て判断すると、多くの場合、判断を誤ります。
実測データの判定も、展開完了後の順位と展開開始前の順位を比較して行っています。 途中経過を含めていないのは、含めると変動幅が実態より大きく出るためです。
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大幅に低下した12.7%に共通していたこと
-10位以上の低下が出た16件を個別に見ていくと、原因はきれいに分かれるものではありませんでしたが、 該当ページに繰り返し現れた特徴が4つありました。順に説明します。
特徴1:そのページにしかない事実が入っていない
最も多かったのがこれです。検索結果の上位にある情報を読み、言い回しを変えてまとめ直しただけのページ。 書かれている内容は正しく、誤りもない。しかし「このページを読まないと得られない事実」がゼロです。
評価基準の見直しは、まさにこの層を対象にします。同じ内容のページが10本あれば、 Googleは10本を並べる必要がありません。基準が少し動くだけで、代替可能なページから順に落ちます。
逆に言えば、対処は明確です。自社でしか書けない事実を1つでも入れること。 実際の作業記録、料金、件数、断った案件、失敗した施策。金額をかけずに用意できるものばかりです。
特徴2:情報が古いまま放置されている
「2023年最新版」のまま2025年を迎えているページ、すでに終了したサービスを紹介しているページ、 変更された仕様を古い前提で説明しているページ。 公開時点では正確だったものが、時間の経過で不正確になっている状態です。
これは制作側の悪意ではなく、更新の仕組みを持っていないことが原因です。 記事を作る予算はあっても、既存記事を点検する予算は取られないことが多い。 リライトの判断基準はどのSEO施策で変化が出たかで整理しています。
特徴3:検索意図とページの目的がずれている
「〇〇 とは」で検索している人に対して、冒頭から自社サービスの申込を促すページ。 比較を求めている人に対して、自社製品しか出てこないページ。 ユーザーが求めている情報より、サイト側の売りたい情報が前に出ている構成です。
このずれは、通常時はそれほど不利になりません。 しかし評価基準が見直されるタイミングでは、同じキーワードでより素直に答えているページが上に来ます。
特徴4:作った本人が実務を知らない
外注ライターが調べて書き、社内の誰も内容を確認していないページ。 読むと分かります。手順は書いてあるが、その手順でつまずく箇所が書かれていない。 実際にやった人なら必ず触れる注意点が抜けています。
E-E-A-Tの「Experience(経験)」が問われるのはこの部分です。 肩書きやプロフィールの整備より、本文に経験が現れているかどうかのほうが実務上は重要でした。 実装方法はE-E-A-Tとは?サイトに実装する具体的な方法にまとめています。
逆に、低下群と関係がなかった要素も記録しておきます。 記事本数、サイトの公開年数、ページ表示速度、被リンクの本数、AI生成であるかどうか。 これらと大幅低下の間に、はっきりした対応関係は見られませんでした。 「記事を増やせば守れる」「速度を上げれば守れる」という対処は、この集計からは支持できません。
上昇した16.7%は何が違ったのか
見落とされがちですが、実測では上昇(21件・16.7%)が低下(16件・12.7%)を上回っています。 コアアップデートは、待っていた側にとっては順番が回ってくるタイミングでもあります。
上昇群の共通点は「更新の前から手を入れていた」こと
上昇した21件のうち多くは、更新の発表を受けて動いたのではなく、その数ヶ月前から継続的に手を入れていたページでした。 更新の当日にできることは、実質的にありません。反映されるのは、それ以前に積み上げた内容だからです。
これはコアアップデート対策の本質的な性質です。 「更新が来たから対策する」では間に合わない。「対策していたところに更新が来る」という順序でしか成立しません。
具体的に効いていた作業
- 既存ページへの一次情報の追加:件数・金額・期間・実際の手順など、自社の記録から出せる事実を追記する
- 重複ページの統合:似た内容の記事を1本に統合し、残りを301リダイレクトで寄せる(リダイレクトの設定方法)
- 見出し構造の整理:ユーザーの疑問の順に見出しを並べ直す(見出しタグの正しい使い方)
- 内部リンクの見直し:関連ページ同士を相互に結び、回遊できる状態にする(内部リンクの貼り方)
- 薄いページの削除または統合:数百字しかなく、単独では役に立たないページを整理する
どれも特別な施策ではありません。コアアップデート専用の対策というものは存在せず、通常の改善の蓄積が更新のタイミングで反映される、というのが実測から見える構造です。
更新前・更新中・更新後にやること(時系列)
実務で使えるよう、時系列で整理します。やることは局面ごとにまったく異なります。
| 局面 | やること | やらないこと |
|---|---|---|
| 平常時 | 一次情報の追加、既存記事の点検、内部リンク整備、順位と流入の記録 | 更新の噂に合わせた方針変更 |
| 発表〜展開中 (2〜4週間) |
展開開始前の順位・流入・主要ページの状態を保存。日次で記録だけ取る | 大規模な変更、削除、リダイレクト、リニューアル |
| 展開完了直後 | ページ単位・クエリ単位で差分を出す。自社側の変更履歴と突き合わせる | サイト全体の一括書き換え |
| 1ヶ月後以降 | 下がったページの内容を実質的に改善し、次の更新まで運用を続ける | 被リンク購入、記事の大量追加、業者への駆け込み依頼 |
展開中に「記録だけ取る」ことの重要性
展開中に何も変更しないのは、消極的だからではありません。切り分けを可能にするためです。 展開中にページを大きく書き換えると、その後の順位が「更新の影響」なのか「書き換えの影響」なのか、 永久に判別できなくなります。
保存しておくべきものは4つです。
- 主要キーワードの順位(測定日つき・ログアウト状態・地域設定を固定)
- Search Consoleの検索パフォーマンス(クエリ別・ページ別を期間指定でエクスポート)
- GA4の自然検索流入(ランディングページ別)
- 自社側の変更履歴(いつ、どのページに、何をしたか)
Search ConsoleのデータはUIの表示期間を過ぎると遡れなくなるため、展開が始まる前にエクスポートしておくことが重要です。 取得手順はSearch Consoleの使い方|SEOで見るべき指標に書いています。
展開完了後の差分の出し方
「サイト全体の順位が下がった」という粒度で見ても、対処のしようがありません。 ページ単位、さらにクエリ単位まで下ろしてください。
実務では、Search Consoleの検索パフォーマンスで展開前後の期間を比較し、 クリック数の減少幅が大きい順にページを並べるのが最短です。 ここで多くの場合、下がっているのはサイト全体ではなく数ページであることが分かります。 その数ページの内容を見れば、前章の4つの特徴のどれに当たるかは、たいてい判断がつきます。
やってはいけない5つの対応
順位が下がった直後は、判断が急ぎがちになります。実務で見てきた中で、 状況を悪化させた対応を挙げておきます。
1. 被リンクを購入する
最も避けるべき対応です。コアアップデートはコンテンツの評価基準の見直しであり、 リンクの本数で打ち消せる性質のものではありません。 加えて有料リンクはGoogleのスパムポリシー違反にあたり、手動による対策の対象になります。 下がった順位を戻そうとして、戻らない状態を追加で作ることになります。 詳しくは被リンクとは?SEOでの正しい増やし方を参照してください。
2. サイト全体を一括で書き換える
下がっているのが数ページでも、不安から全ページに手を入れてしまうケースです。 こうすると何が効いて何が効かなかったかが分からなくなり、次回以降の判断材料がゼロになります。 差分を出してから、対象を絞ってください。
3. 展開途中の順位で判断する
展開には2〜4週間かかります。3日目の順位を見て「壊滅した」と判断し、 その日に大規模な変更を入れる。そして展開完了時には元に戻っていた——という事例は珍しくありません。 展開完了まで判断を保留するのが、最も確実です。
4. ページを削除する
下がったページを削除すれば評価が戻る、という理解は誤りです。 削除すれば、そのページで得ていた流入もなくなります。 削除が正当化されるのは、内容が明確に誤っている場合と、他ページと完全に重複している場合に限られます。 後者は削除ではなく統合+リダイレクトが適切です。
5. 「コアアップデート対策」を名乗る業者に駆け込む
更新の直後は、この種の営業が増えます。 「今回のアップデートに対応した独自ロジック」を掲げる提案は、原則として警戒してください。 評価基準の中身はGoogleも詳細を公開しておらず、外部から「対応済み」と断言できる根拠がありません。 契約前に見るべき点はSEO会社の選び方|契約前に確認すべき7項目に整理しています。
AI Overviews引用50件の分析|変動に強い書き方との共通点
ここからは補助データです。2025年に入って検索結果にAI Overviews(AIによる概要)が広く表示されるようになり、 「どんなページがAIに引用されるのか」が実務上の論点になりました。
当社サイトが実際にAI Overviewsで引用された50件について、そのページの特徴を分類したのが次の表です。 結果として、コアアップデートで変動が小さかったページの特徴と、かなりの部分が重なりました。
調査条件
- データソース:/seo-ai-overviews 運用記録・引用実績分析(50件)
- 集計期間:2025年1月1日〜2025年8月31日(8ヶ月)
- サンプル数:53件
- 回答形式:複数回答可(1ページが複数の特徴を持つため、合計は100%を超えます)
| 特徴 | 件数 | 割合 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 具体的な数値・データを含む | 32件 | 60.4% | 統計・実測値 |
| FAQ形式の見出し | 26件 | 49.1% | 質問文の見出し |
| 一次情報(自社データ) | 25件 | 47.2% | 独自調査 |
| 明確な結論が冒頭にある | 21件 | 39.6% | 逆三角形構造 |
※出典:ワンコインSEO /seo-ai-overviews 運用記録・引用実績分析(2025年1月1日〜2025年8月31日・サンプル数53件・複数回答可)。 自社サイトの引用実績の分析であり、業界全体の傾向を示すものではありません。AI Overviewsの表示は同一クエリでも変動するため、引用の有無は確認時点のものです。
数値と一次情報が、両方の軸で効いている
最多は「具体的な数値・データを含む」32件・60.4%、 3番目が「一次情報(自社データ)」25件・47.2%です。 この2つは、前章で挙げた「大幅低下したページに欠けていたもの」とそのまま裏返しの関係にあります。
コアアップデートで残るページと、AIに引用されるページは、同じ方向を向いているということです。 別々に対策を用意する必要はありません。自社の記録から出せる事実を書く、という1つの作業が両方に効きます。
FAQ形式と冒頭の結論は、構成の問題
「FAQ形式の見出し」26件・49.1%、「明確な結論が冒頭にある」21件・39.6%は、 内容ではなく書き方の問題です。つまり、既存ページでも今日から直せます。
- 見出しを質問文にする:「費用について」ではなく「SEO対策の費用相場はいくらですか?」
- 結論を冒頭に置く:背景説明から入らず、答えを最初の2〜3文に置き、理由を後に続ける
- 1つの見出しに1つの答え:見出しの直後の段落だけで、その問いに答え切る形にする
- 数値には条件を添える:「多い」ではなく「123件中16件・12.7%(2024年1月〜2025年8月)」と書く
ただしやりすぎは逆効果です。引用されることを目的に、内容のないFAQを機械的に増やすと、 今度は「そのページにしかない事実がない」ページになります。これはコアアップデートで落ちる側の特徴です。 施策の詳細はAI Overviews に引用されるための施策に、 AI検索時代のSEOの位置づけはAI時代にSEOは必要か?|Google公式の回答にまとめています。
コアアップデートに備える実装チェックリスト
ここまでの内容を、実際の作業に落とします。更新が来てからでは間に合わないため、平常時のチェックリストとして使ってください。
| # | 確認項目 | できていない場合の対応 |
|---|---|---|
| 1 | 主要キーワードの順位を、測定日つきで定期記録しているか | 月1回でよいので、地域設定とログアウト状態を固定して記録を開始する |
| 2 | Search Consoleのデータを定期的にエクスポートしているか | クエリ別・ページ別を月次で保存する(UIの表示期間を過ぎると遡れません) |
| 3 | サイトへの変更履歴を残しているか | 日付・対象ページ・変更内容の3列で十分。スプレッドシート1枚で足ります |
| 4 | 各ページに「そのページにしかない事実」があるか | 件数・金額・期間・実際の手順など、自社の記録から1つ追記する |
| 5 | 数値に出典・集計期間・母数を添えているか | 「多い」を「〇件中〇件・〇%(期間)」の形に書き換える |
| 6 | 1年以上更新していないページを把握しているか | 一覧を作り、内容が古くなっているものから点検する |
| 7 | 内容が重複しているページがないか | 統合して1本にし、残りは301リダイレクトで寄せる |
| 8 | 見出しが、検索する人の疑問の順に並んでいるか | 見出しを質問文に書き換え、直後の段落で答え切る形にする |
| 9 | 著者と運営者が誰か、ページから分かるか | 著者名・所属・実務歴を記載し、会社概要ページへリンクする |
| 10 | 更新が来ても、方針を変えずに続けられる運用になっているか | 施策を絞り、検証できる単位まで作業量を落とす |
当社のサービスが向かないケース
公平を期すため、書いておきます。コアアップデートで大きく動く領域を主戦場にしている事業には、当社は向きません。
- 全国規模の単一キーワードで戦う必要がある事業:競合ページ数が多く、変動幅も大きい領域です。月額5,000円・地域キーワード特化型の枠組みでは対応できません
- YMYL領域(医療・金融・法務)で大規模メディアを運営している場合:評価要件が高く、専門家監修体制の構築が先に必要です
- 大量の記事資産を抱え、全体の品質管理が課題になっている場合:個別キーワードの対策より、サイト全体の設計見直しが優先されます
逆に、商圏が限られていて、地域名を含む複合キーワードで問い合わせが取れる事業であれば、 実測でも変動幅は相対的に小さく、通常の改善を継続することが最も効率的です。 費用の考え方はSEO対策の費用相場、 格安サービスの見極め方は格安SEO対策は危険か?見極める5つの基準にまとめています。
よくある質問
Googleのコアアップデートとは何ですか?
検索結果の並び順を決める中核的な評価の仕組みを、Googleが年に数回まとめて見直す更新のことです。特定のサイトへの罰則ではなく、評価の基準そのものが動くため、何もしていないサイトの順位も変わります。ペナルティ(手動による対策)とは別の現象で、Search Consoleに通知は届きません。
コアアップデートで順位が大きく下がる確率はどのくらいですか?
当社が管理するサイト群の実測(2024年1月1日〜2025年8月15日・主要コアアップデート4回・サンプル数123件)では、-10位以上の大幅な順位低下は16件・12.7%でした。逆に+10位以上の上昇が21件・16.7%あり、±3位以内で大きな変動がなかったものが53件・42.1%です。
±10位以内に収まったものを合わせると70.7%になります。更新のたびに全サイトが揺れるわけではありません。ただし当社が管理する地域キーワード中心のサイト群に偏った集計であり、業界全体の数字ではありません。
コアアップデートの最中にサイトを触ってもいいですか?
展開が完了するまでは、大きな変更は控えることをおすすめします。展開期間は2〜4週間程度あり、その間は順位が日単位で入れ替わるため、変更の効果と更新の影響を切り分けられなくなるためです。この期間にやるべきなのは変更ではなく記録です。展開開始前の順位・Search Consoleのデータ・主要ページの状態を保存しておくと、後から原因を特定できます。
コアアップデートの影響を受けやすいのはどんなサイトですか?
実測データの大幅低下群(16件・12.7%)に繰り返し現れたのは、検索結果の上位にある情報を要約し直しただけで、自社でしか書けない事実が入っていないページでした。ほかに、情報が古いまま放置されている、検索意図とページの目的がずれている、書いた本人が実務を知らない、という特徴が見られました。
一方、記事本数・サイトの公開年数・表示速度・被リンク本数と大幅低下の間には、はっきりした対応関係は見られませんでした。
下がった順位は元に戻りますか?
自動的に戻る保証はありません。Googleはコアアップデートによる低下について、個別の修正で即座に戻るものではなく、次回以降の更新で再評価されると説明しています。したがって現実的な手順は、慌てて全ページを書き換えることではなく、どのページのどのクエリで下がったかを特定し、そのページの内容を実質的に改善したうえで次の更新を待つことです。なお、上位表示までの期間に関するデータは公開していません。
地域キーワードでもコアアップデートの影響を受けますか?
受けます。ただし当社の実測では、地域名を含む複合キーワードは全国規模の単一キーワードに比べて変動幅が小さい傾向がありました。競合するページ数自体が少なく、評価基準がわずかに動いても順位の入れ替わりが起きにくいためと考えられます。影響がゼロという意味ではないので、更新前の順位記録は同じように必要です。
AI Overviewsに引用されるコンテンツにはどんな特徴がありますか?
当社サイトの引用実績50件の分析(2025年1月1日〜8月31日・複数回答可)では、「具体的な数値・データを含む」が32件・60.4%で最多、次いで「FAQ形式の見出し」26件・49.1%、「一次情報(自社データ)」25件・47.2%、「明確な結論が冒頭にある」21件・39.6%でした。
数値と一次情報を持つページが引用されやすい傾向は、コアアップデートで変動が小さかったページの特徴と重なります。AI検索対策とコアアップデート対策を別々に用意する必要はありません。
コアアップデート対策として被リンクを増やすべきですか?
順位低下の対処として購入した被リンクを増やすのは、最も避けるべき対応です。コアアップデートはコンテンツの評価基準の見直しであり、リンクの本数で打ち消せるものではありません。加えて有料リンクはGoogleのスパムポリシー違反にあたり、手動による対策の対象になります。低下の原因がコンテンツ側にある場合、リンクを増やしても状況は改善しません。
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- 業種別のSEO対策実績
地域名を含む複合キーワードのSEO対策を、1キーワード月額5,000円(税抜)で。
初月0円・初期費用なし。上がらなければ利子を付けて全額返金します。
同一キーワードは1社限定のため、まずは空き状況をご確認ください。