SEO会社の選び方|契約前に確認すべき7項目と、断るべきサイン
SEO会社を選ぶ難しさは、発注する側に施策の良し悪しを判断する材料がないことにあります。 提案書に専門用語が並んでいても、それが妥当なのか過剰なのか分からない。
そこで、施策の中身ではなく検証できる事実だけで判断する方法を整理しました。 他社から当社へ乗り換えてこられた事業者の話から見えてきたものです。
このページの立場:筆者はSEO対策サービスの提供者です。中立ではありません。 ただしここに書いた基準は、当社自身にも同じように適用されるものです。 最後に当社がどう答えるかも明記しています。
その場で断ってよい5つのサイン
詳細な検討に入る前に、これが出たら見送ってよいという足切り基準です。
サイン1:「必ず1位にします」と断言する
検索順位は競合の動きとアルゴリズム更新に左右されるため、 確約は原理的に不可能です。Google自身も、順位を保証する業者には注意するよう案内しています。
断言できるとすれば、誰も検索していないキーワードを選ぶか、 スパム施策で一時的に押し上げるかのどちらかです。
サイン2:「Googleと提携している」と言う
GoogleはSEO会社と提携していません。 「Google公認」「Googleパートナー(SEO領域での)」といった表現は事実に反します。 なお広告領域の「Google Partners」は存在しますが、これはリスティング広告の制度であり、 検索順位とは無関係です。
サイン3:被リンクを「本数」で提案する
「被リンクを100本設置します」のような提案は、 自社で用意したサイト群から機械的にリンクを張ることを意味します。 これはGoogleのスパムポリシーに反し、順位下落のリスクを伴います。
サイン4:契約を急がせる
「今日中なら初期費用無料」「この枠は残り1社」といった時間的圧力。 SEOは1年単位の取り組みです。数日検討したところで結果は変わりません。 急がせる理由が発注側にない場合、それは売る側の都合です。
サイン5:施策の中身を「企業秘密」と言う
独自のノウハウがあること自体は正当です。しかし 「内部施策と外部施策で何をするか」の大枠すら説明できないのは別問題です。 大枠は業界で共通しており、隠す必要がありません。隠すのは、説明できない中身だからです。
契約前に確認すべき7項目
| # | 確認項目 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 1 | 固定電話番号があるか | サイトの会社概要。携帯・050のみは要注意 |
| 2 | 所在地が実在するか | 住所をGoogleマップで検索 |
| 3 | 代表者名が公開されているか | 「会社名 代表者名」で検索 |
| 4 | 事業の継続年数 | 設立年+Web上の記録で裏を取る |
| 5 | 実績が検証可能か | KW・測定日・計測ツールのキャプチャ |
| 6 | 成果未達時の規定 | 契約書・利用規約に明記されているか |
| 7 | 自社サイトのSEO状態 | その会社自身が上位表示できているか |
項目7について補足
「SEO会社なのに自社サイトが上位に出ない」ことを理由に切り捨てるのは、実は早計です。 「SEO対策」のような激戦キーワードは、実力とは別の資産量で決まるためです。
見るべきはむしろ、そのサイトの技術的な基礎です。
- 見出しが画像ではなくテキストで書かれているか
- スマートフォンで問題なく表示されるか
- ページの表示が極端に遅くないか
- ページごとに異なるtitleとh1が設定されているか
これらはSEOの基本中の基本です。 自社サイトでできていない会社に、他社サイトの改善は期待できません。
固定電話 03-4405-8483/本社 東京都中央区日本橋浜町2-33-5/代表 山岸 裕/2010年サービス開始。
実績は測定日つきのキャプチャで、返金条件は利用規約に明記しています。
実績の検証方法
「上位表示率○%」は検証できない
この数字は、母数となるキーワードの競合度でいくらでも変わります。 競合のいないキーワードばかりを母数にすれば、率は簡単に高くできます。
確認すべきは率の大小ではなく、母数の内訳が示されているかです。 示されていなければ、その数字は判断材料になりません。
検証可能な実績に必要な3点
- 対策キーワード——業種+地域名の構成が分かる形で(顧客保護のため一部伏せるのは正当)
- 測定日——順位は日々変動するため、日付のない実績は「いつの話か分からない実績」
- 計測方法——第三者ツールのキャプチャか、自社集計の表か。後者は書き換えられる
もうひとつの判断材料:上がり幅の小さい事例も載せているか。 すべてが1位になる実績しか掲載していない場合、都合のよい事例だけを選んでいる可能性があります。 40位から9位、9位から6位といった中間的な結果も含めて出している会社のほうが、 提示の姿勢として信頼できます。
提案書のどこを読むか
提案書は分量が多くても、判断に使える部分は限られています。次の順で読んでください。
1. 対策キーワードの選定理由
「なぜこのキーワードを選んだのか」が書かれているか。検索ボリュームだけを根拠にしている場合は要注意です。 検索数が多くても、上位が大手ポータルで固められていれば事業者サイトが入る余地はありません。 現在の上位10件がどういうサイトかまで見ているかを確認してください。
2. 現状分析の具体性
汎用的なチェックリストをそのまま貼っただけの分析か、 自社サイトを実際に見た記述があるか。後者なら、固有の指摘が入っているはずです。
3. 施策の実行主体
「内部施策を実施」と書かれていても、実際にサイトを触るのは誰なのか。 指示書を出すだけで実装は自社、というケースは珍しくありません。 その場合、制作会社への追加費用が別途発生します。
4. 効果が出るまでの期間の記載
「3ヶ月で成果」と書かれていたら根拠を確認してください。 地域名を含む複合キーワードで3〜6ヶ月、単一の大規模キーワードで1〜2年以上が一般的です。
契約書で見るべき5つの条項
| 条項 | 確認すること | 危険な状態 |
|---|---|---|
| 成果の定義 | 何位を「上位表示」とするか | 数字がない |
| 計測条件 | 地域設定・ログイン状態・使用ツール | 記載なし |
| 未達時の扱い | 返金・減額・免責のいずれか | 条項自体がない |
| 契約期間・更新 | 最低期間、自動更新、解約予告期限 | 解約条件が不明 |
| 成果物の帰属 | 作成した記事・被リンクは誰のものか | 解約時に引き上げられる |
最後の項目は見落とされがちです。 解約時に、それまで設置された被リンクが一斉に外れる契約になっている場合があります。 この場合、契約を続ける限り順位が保たれ、やめた瞬間に落ちる構造になります。 実質的に解約できない状態です。外部施策の内容とあわせて確認してください。
自社に合うタイプの見分け方
| 自社の状況 | 選ぶべきタイプ |
|---|---|
| 商圏が市区町村レベルの店舗・事業所 | 地域キーワード特化型(月5,000〜3万円) |
| 全国展開・ECサイト | コンテンツSEO(月30万円〜) |
| 社内に制作・開発リソースがある | コンサルティング型(月10〜50万円) |
| 数万ページの大規模サイト | テクニカルSEO監査(スポット) |
| 3ヶ月以内に結果が必要 | SEOではなくリスティング広告 |
よくある質問
相見積もりは取るべきですか?
取る場合は対象キーワードと作業範囲を揃えてから比較してください。条件が違う見積もりを金額だけで並べても意味がありません。なお料金を公開しているサービスであれば、そもそも見積もりが不要です。当社は1キーワード月額5,000円の一律で、商談によって金額が変わることはありません。
大手のSEO会社のほうが安心ですか?
規模と品質は別です。大手は組織的な運用体制とノウハウの蓄積という強みがある一方、担当者が頻繁に変わる、小規模案件の優先度が低いといった傾向もあります。規模で判断せず、上の7項目で判断してください。
今の会社を切り替えたいのですが、注意点はありますか?
切り替え前に、次を確認してください。
- Google Search Console のアクセス権が自社にあるか(業者のアカウントのみだと引き継げません)
- 設置された被リンクが解約時に外れる契約になっていないか
- 作成された記事・コンテンツの権利が自社にあるか
- 解約予告の期限(1〜3ヶ月前が一般的)
とくにSearch Consoleは、自社のGoogleアカウントで開設し直すことをおすすめします。無料です。
この記事の基準を、ワンコインSEOはどう満たしていますか?
- 固定電話:03-4405-8483(平日10:00〜12:00/15:00〜17:00)
- 所在地:東京都中央区日本橋浜町2丁目33-5 マリオン浜町ビル2階
- 代表者:山岸 裕(株式会社IA・2009年7月設立)
- 継続年数:2010年のサービス開始から16年
- 実績:キーワード・測定日・計測ツールのキャプチャを公開(上がり幅の小さい事例も掲載)
- 未達時:SEO対策料金を利子付きで全額返金(条件は利用規約に明記)
- 順位保証:していません。確約は不可能だと考えています
なお、全国規模の単一キーワード(「SEO」「保険」など)は対象外です。受けられない範囲を明示することも、この基準の一部だと考えています。
SEO会社を選ぶとき、最初に何を確認すべきですか?
会社の実在性です。固定電話番号の有無、登記上の所在地が実在するオフィスか、代表者名が公開され検索で裏が取れるか。この3点は数分で確認でき、かつ最も基本的な足切り基準になります。
SEO会社の実績はどう検証すればいいですか?
上位表示率という数字だけでは検証できません。母数となるキーワードの競合度でいくらでも変わるためです。対策キーワード、測定日、第三者の順位計測ツールによるキャプチャの3点が揃っているかを確認してください。
「必ず1位にします」と言われたら信じてよいですか?
信じるべきではありません。検索順位は競合の動きとGoogleのアルゴリズム更新に左右されるため、確約は原理的に不可能です。Google自身も順位を保証する業者に注意するよう案内しています。断言する場合はその根拠を確認してください。
複数社から相見積もりを取るべきですか?
取る場合は、対象キーワードと作業範囲を揃えてから比較してください。条件が違う見積もりを金額だけで並べても意味がありません。なお料金を公開しているサービスであれば、見積もり自体が不要です。
関連ページ
1キーワード月額5,000円(税抜)、見積もり不要。
上がらなければ利子を付けて全額返金します。同一キーワードは1社限定です。