301リダイレクトの設定方法【2026年版】.htaccessの書き方と、やりがちな失敗

301リダイレクトは「このページは、こちらへ恒久的に移動しました」と伝える仕組みです。 URLを変えるときに、これを設定しないと評価が失われます。

このページでは、.htaccess の具体的な記述と、 実際に起きやすい失敗を整理します。

301 と 302 の使い分け

リダイレクトの種類
種類意味使う場面評価の引き継ぎ
301恒久的な移動URL変更、サイト移転、統合引き継がれる
302一時的な移動キャンペーン、メンテナンス引き継がれない
307一時的(メソッド保持)フォーム送信の維持が必要な場合引き継がれない
308恒久的(メソッド保持)301と同様だがPOSTを維持引き継がれる

URLを恒久的に変えたのに302を使っているケースが、実務では非常に多いです。 302は「そのうち元に戻る」という意味なので、 検索エンジンは旧URLを保持し続けます。 戻す予定がないなら301を使ってください。

.htaccess の書き方

1ページを別ページへ

最も単純な形です。Redirect 301 /old-page /new-page

httpからhttpsへ

サイト全体をhttpsに統一する場合の記述です。 mod_rewrite を使います。条件で「httpsでない場合」に限定し、 [R=301,L] で恒久的なリダイレクトとして処理します。

wwwあり・なしの統一

どちらかに寄せます。どちらでも構いませんが、必ず統一してください。 両方でアクセスできる状態は、重複コンテンツの典型的な原因です。

サーバーによっては使えない記述があります。

当社サイトの構築時、レンタルサーバーの設定で Options ディレクティブが禁止されており、 記述しただけで500 Internal Server Error になりました。 また、Apache 2.2 と 2.4 でアクセス制御の書式が異なるため、 Require all denied が動かない環境もあります。 .htaccess を編集したら、必ずサイトが表示されるか確認してください。

やりがちな失敗

失敗と対処
失敗何が起きるか対処
リダイレクトチェーンA→B→C と多段になり、処理が遅くなるA→C に直接張り替える
リダイレクトループA→B→A で無限ループし、ページが表示されない条件を見直す
すべてトップページへ利用者が求めたページに行けない個別に対応先を決める
リダイレクト先が404評価が失われる転送先の存在を確認する
内部リンクが旧URLのまま無駄なリダイレクトが発生内部リンクも新URLに書き換える
サイトマップが旧URLのままクロールが非効率になるサイトマップを更新する

「すべてトップページへリダイレクト」は、最もやってはいけない対応です。 利用者は探していた情報にたどり着けず、すぐ離脱します。 Googleもこれをソフト404として扱うことがあります。 対応するページがない場合は、無理にリダイレクトせず404を返すほうが適切です。

リダイレクトチェーンと、正しい直接リダイレクト旧Aから旧B、旧C、新Dへと多段にリダイレクトするのは避け、旧Aから新Dへ1回で到達させる。避けるべき:リダイレクトチェーン旧A旧B旧C新D正しい:最終URLへ直接旧A新D301(1回)
新しいリダイレクトを追加するときは、途中経由ではなく最終URLへ直接張り替えてください。

サイトリニューアル時の手順

  1. 旧サイトの全URLを一覧化する——Search Console、サイトマップ、アクセス解析から
  2. 流入の多い順に並べる——すべてを完璧に対応できないなら、上位から
  3. 1対1の対応表を作る——旧URL → 新URL
  4. 対応先がないページを決める——類似ページへ寄せるか、404にするか
  5. リダイレクトを設定する——チェーンにならないよう、最終URLへ直接
  6. 公開前にテストする——主要URLを実際に開いて確認
  7. 内部リンクとサイトマップを新URLに更新する
  8. Search Console でサイトマップを再送信する
  9. 数週間、404レポートとインデックス状況を監視する

2番が重要です。 旧サイトのURLが数千ある場合、すべてを1対1で対応させるのは現実的ではありません。 流入の9割は、上位のごく一部のURLに集中していることがほとんどです。 そこから確実に対応してください。

設定後の確認

リダイレクトは、設定した直後だけでなく数週間の監視が必要です。 旧URLがインデックスから消え、新URLに置き換わるまでには時間がかかります。 確認方法はGoogle Search Console の使い方、 順位が下がった場合の切り分けは検索順位が下がった原因の切り分けをご覧ください。

よくあるご質問

301と302はどう使い分けますか?

恒久的にURLを変えるなら301、一時的な移動なら302です。301は評価が引き継がれますが、302は引き継がれず、検索エンジンは旧URLを保持し続けます。戻す予定がないなら301を使ってください。

リダイレクトチェーンは問題ですか?

A→B→Cのように多段になると処理が遅くなり、評価の引き継ぎにも影響する可能性があります。新しくリダイレクトを追加するときは、途中経由ではなく最終URLへ直接張り替えてください。

対応するページがない場合はどうしますか?

無理にトップページへリダイレクトしないでください。利用者は探していた情報にたどり着けず離脱し、Googleもソフト404として扱うことがあります。類似ページがなければ404を返すほうが適切です。

サイトリニューアルでは全URLを対応させるべきですか?

理想的にはそうですが、数千URLある場合は現実的ではありません。流入の9割は上位のごく一部のURLに集中していることがほとんどなので、Search Consoleやアクセス解析で流入の多い順に並べ、上位から確実に対応してください。

.htaccessを編集したらサイトが表示されなくなりました。

サーバーによって使えない記述があります。当社の構築時も、レンタルサーバーでOptionsディレクティブが禁止されており、記述しただけで500エラーになりました。またApache 2.2と2.4でアクセス制御の書式が異なります。編集後は必ず表示確認をしてください。

リダイレクト設定後、いつ効果が確認できますか?

旧URLがインデックスから消え、新URLに置き換わるまでには時間がかかります。設定直後だけでなく、数週間はSearch Consoleのページレポートと404レポートを監視してください。

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