ロングテールキーワードの狙い方【2026年版】検索数が少なくても成果が出る理由

「検索ボリュームが少ないから意味がない」—— これは、中小企業のSEOで最も高くつく誤解です。

当社が対策しているキーワードの多くは、月間検索数が二桁以下です。 それでも成果が出るのは、検索する人の状態がまったく違うからです。

なぜ検索数が少なくても成果が出るのか

検索の型と、その人の状態
検索の型検索数その人の状態
単一の大きな語SEO対策非常に多い調べているだけ
2語の組み合わせSEO対策 費用多い比較検討中
3語以上SEO対策 費用 月額 相場少ない具体的に検討中
地域名を含むSEO対策+地域名少ない依頼先を探している
状況が明確SEO対策 効果が出ない非常に少ない困っていて解決したい

検索数が減るほど、その人が行動する確率は上がります。 「SEO対策」で検索している人の大半は情報収集ですが、 「SEO対策 + 地域名」で検索している人は、依頼先を探しています。 100人の見物客より、1人の依頼者のほうが価値がある—— これがロングテールの本質です。

検索数が減るほど行動する確率が上がる関係単一の大きな語は検索数が多いが調べているだけ。地域名や状況を含む検索は数が少ない代わりに、依頼先を探している人や困って解決したい人が使う。検索数(棒の長さ)行動する確率SEO対策非常に多い調べているだけSEO対策 費用多い比較検討中SEO対策 費用 相場少ない具体的に検討中SEO対策+地域名少ない依頼先を探しているSEO対策 効果が出ない非常に少ない困っていて解決したい
検索数が減るほど、その人が行動する確率は上がります。100人の見物客より1人の依頼者です。

BtoBでは特に顕著

当社が対策した製造業のケースでは、 月間検索数が10件程度のキーワードを狙いました。

1件の引き合いが数百万円、継続すれば数千万円になる業種では、 月10件の検索でも十分に成立します。 キーワード選定ツールの検索ボリュームだけを見て 「需要がない」と判断するのは、この業種では明確な誤りです。 実際の設計は製造業のSEO対策実績をご覧ください。

ロングテールの作り方

ツールでは出てきません。社内と顧客の言葉から作ります。

  1. 過去の問い合わせメールを読む——顧客が使った言葉をそのまま拾う
  2. 電話で聞かれることを書き出す——「◯◯はできますか」がそのままキーワード
  3. 断った案件を思い出す——他社を探している人が検索している言葉
  4. Search Console の検索語を見る——想定外の語で表示されていることがある
  5. サジェスト・関連キーワードを確認する——実際に検索窓に入力して見る
  6. 掛け合わせの軸を決める——地域、対象、条件、悩み、時期

3番目が最も見落とされています。 「それは対応していません」と断った案件の内容は、 その条件で対応できる会社を探している人が、いま検索している言葉です。 対応できるようになったなら、それはそのままページになります。

掛け合わせの軸

よく効く掛け合わせの軸
地域名◯◯市、◯◯駅、◯◯区
対象者初心者、40代、法人、シニア、女性専用
条件当日、土日、駐車場あり、個室、送迎あり
悩み・症状効かない、痛い、選び方が分からない
時期引越し前、年末、繁忙期
価格費用、相場、安い、無料
比較違い、どっち、比較、やめた方がいい

最下段の「比較」軸は、競合が薄いわりに検討段階の人が使います。 「◯◯ やめたほうがいい」のような否定的な検索も、 実際には検討している人が不安を確認するために使っていることが多く、 正直に答えるページは信頼につながります。

AI検索との関係

Googleの生成AI機能にはquery fan-outという仕組みがあります。 1つの質問から、関連する複数のクエリを自動生成して検索するというものです。

ただし、これを理由にページを量産してはいけません。

Googleは公式ドキュメントで、 想定されるクエリのバリエーションごとにページを作ることは スケーラブルなコンテンツ悪用のスパムポリシー違反にあたり、 長期的にも有効な戦略ではないと明記しています。 ページ数が多いことは、サイトの品質や関連性を高めません。
正しいのは、1つのテーマについて厚く書き、その中で自然に複数の疑問に答えることです。 詳しくはAI時代にSEOは必要かをご覧ください。

ページ設計の考え方

やってはいけない設計と、正しい設計
避ける正しい形
キーワードごとに薄いページを量産テーマごとに厚いページを作る
地名だけ差し替えたページを大量生成実際に対応している地域だけ、独自の内容で
1ページに全キーワードを詰め込む検索意図ごとに分ける
検索数だけでキーワードを選ぶその人が行動するかで選ぶ
網羅を目的にする自社が具体的に書ける範囲を厚くする

「1ページ1キーワード」は原則として正しいのですが、 薄いページを量産する言い訳にしないでください。 実測でも、内容の薄いページのリライトより、title改善と内部リンク追加のほうが 早く変化が出ています。 キーワード選定の詳細はSEOキーワードの選び方、 施策別の効果は260ページの記録をご覧ください。

よくあるご質問

検索ボリュームが少ないキーワードは意味がありませんか?

意味があります。検索数が減るほど、その人が行動する確率は上がります。SEO対策という単語で検索している人の大半は情報収集ですが、SEO対策と地域名を組み合わせて検索している人は依頼先を探しています。

BtoBでも検索数の少ないキーワードは有効ですか?

有効です。当社が対策した製造業のケースでは月間検索数が10件程度のキーワードを狙いました。1件の引き合いが数百万円になる業種では、月10件の検索でも十分に成立します。キーワードツールのボリュームだけで需要がないと判断するのは誤りです。

ロングテールキーワードはどうやって見つけますか?

社内と顧客の言葉から作ります。過去の問い合わせメールで顧客が使った言葉、電話で聞かれること、断った案件の内容、Search Consoleの検索語です。とくに断った案件は、その条件で対応できる会社を探している人が検索している言葉そのものです。

キーワードごとにページを作るべきですか?

薄いページの量産は避けてください。Googleは、想定されるクエリのバリエーションごとにページを作ることはスパムポリシー違反にあたり、長期的にも有効ではないと明記しています。ページ数が多いことはサイトの品質を高めません。

AI検索でロングテールは有利ですか?

Googleの生成AI機能にはquery fan-outという、1つの質問から複数の関連クエリを自動生成する仕組みがあります。ただしこれを理由にページを量産するのはスパムポリシー違反です。1つのテーマについて厚く書き、その中で自然に複数の疑問に答えるのが正しい形です。

地域名を組み合わせたページを大量に作ってもよいですか?

地名だけを差し替えた量産は避けてください。低品質と判断され評価されません。実際に対応している地域だけを対象に、その地域固有の情報を含めた独自の内容で作ってください。

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