SEO対策のやり方【2026年版】手順を7ステップで解説

SEOの解説記事は数多くありますが、多くは「やることの一覧」です。 しかし実務で困るのは、やることが分からないことではなく「どれから手をつけるか」です。

このページは、着手すべき順番どおりに並べています。 上から順にやってください。順番を入れ替えると、労力が無駄になります。

最も多い失敗:いきなり記事を書き始めること。 ステップ1〜3を飛ばして記事を量産すると、 そもそもインデックスされていない誰も検索していないキーワードで書いていた、 という事態が起きます。実際によくあります。

SEO対策の7ステップSEO対策の全体像を計測・障害除去・キーワード選定・整理・内容改善・内部施策・外部評価の順に示した流れ図。STEP1 現状を計測できる状態にするSearch Console・アナリティクスを設置し、基準値を記録するSTEP2 クロール・インデックスの障害を取り除くnoindex・robots.txt の誤設定、重複URLを解消するSTEP3 対策キーワードを決める検索意図と粗利から逆算し、勝てる複合キーワードを選ぶSTEP4 1ページ1キーワードに整理するカニバリゼーションを防ぎ、ページの役割を分けるSTEP5 ページの中身を検索意図に合わせる上位10件が答えている問いに、より具体的に答えるSTEP6 内部リンクと技術要件を整える重要ページに評価を集め、表示速度とモバイル対応を確認STEP7 外部評価を積み、効果を測定するサイテーションを整え、順位とクリック数で判断する
上から順に進めます。順序を飛ばすと、効果が出ない原因の切り分けができなくなります。

STEP1:現状を計測できる状態にする

所要:30分/費用:0円

計測できないものは改善できません。まずここから始めます。

やること

  1. Google Search Console を開設する(自社のGoogleアカウントで)
  2. Googleアナリティクス(GA4)を設置する
  3. 現在の順位を記録しておく(対策前の状態がないと、後で効果を判定できません)

すでにSEO業者に依頼している方へ: Search Consoleが業者のアカウントのみで開設されている場合、 解約時にデータを引き継げません。 いま自社アカウントでも開設しておいてください。無料です。

ここで確認できること

STEP2:クロール・インデックスの障害を取り除く

所要:1〜3時間/費用:0円

検索結果に出るまでには「クロール→インデックス→ランキング」の3段階があります。 最初の2つで詰まっていれば、どれだけ良い記事を書いても順位はつきません。

チェックリスト

インデックスされない代表的な原因
原因確認方法
noindexの混入ページのソースで noindex を検索
robots.txtでのブロック/robots.txt を開いて Disallow を確認
canonicalの誤設定別ページのURLを指していないか
孤立ページどこからもリンクされていないページがないか
JSでしか本文が出ないソースを表示して本文テキストがあるか
サイトマップ未送信Search Consoleのサイトマップ画面

Search Console の「ページ」レポートで、除外されているページとその理由を確認できます。 ここで「noindexタグによって除外されました」と出ていたら、それが原因です。

STEP3:対策キーワードを決める

所要:2〜4時間/費用:0円

SEOの成否の大半は、ここで決まります。 施策がどれだけ丁寧でも、勝てないキーワードを選べば届きません。

4つの問いで絞り込む

  1. その言葉で検索する人は、いま何をしたいのか——調べたいだけか、依頼先を決めたいか。後者を優先
  2. いまの上位10件は、自社と同じ立場のサイトか——すべて大手ポータルなら、構造的に入る余地が小さい
  3. 自社の商圏と一致しているか——来店型なら、通える範囲の地名でなければ意味がない
  4. 1位になったら、月何件の問い合わせが見込めるか——検索数×クリック率×問い合わせ率で概算

最重要は問い2です。実際にそのキーワードで検索して、上位10件を見てください。 比較サイト・大手メディアばかりなら、Googleが「そのキーワードには比較コンテンツが適切」と判断しているということです。 事業者サイトが1件も入っていないなら、あなたのサイトも入りません。 キーワードの選び方はこちらで詳しく解説しています

STEP4:1ページ1キーワードに整理する

所要:半日/費用:0円

1つのページで複数の主要キーワードを狙うと、どちらにも中途半端になり、 さらに自サイト内の別ページと競合します(カニバリゼーション)。

やること

2010年代前半に作られたサイトで最も多い問題: 全ページのh1がサイトのキャッチコピーになっている構成です。 これでは各ページが何についてのページか、検索エンジンに伝えられません。 内部対策の詳細はこちら

STEP5:ページの中身を検索意図に合わせる

所要:ページごとに2〜4時間/費用:0円(自社で書く場合)

キーワードを含めることではなく、そのキーワードで検索した人の目的を満たすことが評価対象です。

構成の作り方

  1. そのキーワードで実際に検索し、上位5件が何に答えているかを書き出す
  2. 共通して扱われている項目は、自社ページにも必要(=検索意図)
  3. そのうえで、他社にない一次情報を足す(自社の実績数値、事例、料金、写真)
  4. 見出しで問いを立て、直後の1〜2文で結論を書く

「結論を先に書く」は、AI検索対策としても効きます。 AIによる要約の情報源に選ばれるには、問いと答えが近接している必要があります。 正攻法のSEOがそのままAI対応になる、という構造です。

掲載すべき信頼性の要素

ステップ3のキーワード選定でつまずいたら

地域名を含む複合キーワードなら、空き状況をその場で確認できます。
1キーワード月額5,000円(税抜)、キーワードが未定でもご提案します。

キーワードの空きを確認する(無料・約1分)

STEP6:内部リンクと技術要件を整える

所要:1〜2日/費用:0円〜

内部リンクで「サイトの重心」を作る

技術要件チェックリスト

STEP7:外部評価を積み、効果を測定する

所要:継続/費用:0円〜

安全な外部施策

やってはいけないこと:リンクの購入、自演リンク、相互リンク集への大量登録。 Googleのスパムポリシーに反し、回復に時間のかかる評価低下を招きます

効果測定

見るべき指標と頻度
指標確認場所頻度
対策KWの順位順位計測ツール週次
表示回数・クリック数Search Console月次
インデックス状況Search Console月次
問い合わせ件数GA4・社内管理月次

順位だけを見ないでください。1位になっても問い合わせが増えていないなら、 キーワード選定(STEP3)に戻る必要があります。

各ステップでつまずく典型パターンと、かかる時間

手順そのものより、どこで止まるかを先に知っておくほうが役に立ちます。 当社が16年間で受けてきた相談のうち、実際に多かったつまずき方を、所要時間の目安とあわせて挙げます。

各ステップの所要時間の目安と、よくある失敗
STEP初回の所要時間よくある失敗
1. 計測環境30分〜1時間設置したまま一度も見ない/所有権の確認を飛ばして数値が取れていない
2. 障害の除去1〜3時間制作会社が入れた noindex が残ったまま。公開後もテスト設定が生きている
3. キーワード決定2〜4時間検索ボリュームだけで選び、実際には競合が強すぎて何年も届かない
4. 1ページ1キーワード2〜5時間似た内容のページを量産し、自社ページどうしで評価を食い合う
5. 中身の改善1ページ 3〜6時間自社が言いたいことだけを書き、検索した人の問いに答えていない
6. 内部リンク・技術3〜6時間全ページから同じリンクを機械的に並べ、重要度の差が伝わらない
7. 外部評価・測定継続(月1〜2時間)1〜2ヶ月で結論を出して、施策をやめてしまう

STEP2で最も多い「公開したのに検索に出ない」

相談のなかで頻度が高いのが、制作時のテスト用設定が本番に残っているケースです。 具体的には次の3つです。

いずれもコンテンツをいくら書いても順位はつきませんSearch Console の URL 検査で「URL は Google に登録されています」と出るかどうかを、 STEP3以降に進む前に必ず確認してください。所要30秒です。

STEP3で最も多い「勝てないキーワードを選ぶ」

検索ボリュームの多いキーワードを選びたくなりますが、 そのキーワードで現在1位のサイトに、自社が勝てる要素があるかを先に見てください。 上位10件が全国規模の比較サイトやポータルで埋まっている場合、 地域の1事業者が正面から入るのは現実的ではありません。

判断の目安。上位10件のうち3件以上が同規模の地域事業者なら、その市場には入る余地があります。 逆に10件すべてが比較サイト・大手ポータル・公的機関なら、地域名を足すなどしてキーワードをずらすべきです。 詳しくはキーワードの選び方で解説しています。

STEP5で最も多い「自社の言いたいことを書いてしまう」

「創業◯年の信頼と実績」「お客様第一」といった文章は、検索した人が知りたいことではありません。 検索した人は、料金・営業時間・対応エリア・所要期間・断られる条件を知りたがっています。

書く前に、対策キーワードで実際に検索し、 上位10件が共通して答えている項目をリストにしてください。 その全項目に答えたうえで、自社にしか書けないことを1つ足す。これが最短です。

STEP7で最も多い「早すぎる判断」

施策の効果がインデックスに反映され、順位として安定するまでにはおおむね3〜6ヶ月かかります。 1ヶ月で順位が動かないことを理由に方針を変えると、 何が効いて何が効かなかったのかが永久に分からなくなります。

当社が基本契約期間を1年としているのも同じ理由です。 返金保証も1年分の週次レポートで判定しています。 短期で判断できない性質のものを、短期で売らないためです。

全体のスケジュール感

着手からの目安(地域名を含む複合キーワードの場合)
時期やること期待できる状態
1週目STEP1〜2計測環境が整い、障害が解消
2〜4週目STEP3〜4狙うKWとページ構成が確定
2〜3ヶ月目STEP5〜6インデックスされ、順位がつき始める
3〜6ヶ月目STEP7順位の上昇が見え始める
6〜12ヶ月目継続・調整上位が安定してくる

単一の大規模キーワード(「SEO」「保険」など)を狙う場合は、 これが1〜2年以上になります。 狙うキーワードによって時間軸がまったく違う点にご注意ください。

必要なツールと、その使い分け

有料ツールは最初は不要です。無料の3つで、この7ステップはすべて実行できます。

SEOで最低限必要なツール
ツール費用何に使うか優先度
Google Search Console無料インデックス状況、検索順位、クリック率、ペナルティの確認必須
Googleアナリティクス無料流入数、ページごとの閲覧、問い合わせ数の計測必須
PageSpeed Insights無料表示速度とCore Web Vitalsの確認推奨
Googleビジネスプロフィール無料地図枠での表示(地域ビジネスは必須)必須
キーワードプランナー無料検索ボリュームの目安。広告アカウントが必要あれば
有料の順位計測ツール月2,000円〜複数キーワードの毎日の計測後回しでよい
有料の分析ツール月1万円〜競合の被リンク調査など不要

有料ツールを導入する前に、Search Consoleを使い切ってください。 無料でありながら、Googleが実際に持っているデータをそのまま見られる唯一のツールです。 使い方はこちら

上位表示されるページの構成

STEP5で「検索意図に合わせる」と書きましたが、抽象的なので具体化します。 地域名を含む複合キーワードで上位にいるページは、ほぼ同じ順序で情報が並んでいます。

成約につながるページの構成(地域ビジネスの場合)
位置書く内容理由
1誰の、どんな困りごとを、どう解決するか来た人が「ここでいいのか」を3秒で判断する
2料金(幅でもよい。書かないのが最悪)最も検索され、最も書かれていない情報
3対応エリア・営業時間・所要時間条件が合わなければ以降を読む意味がない
4実績・事例(写真つき)できると言うより、やった証拠を見せる
5流れ(問い合わせから完了まで)次に何が起きるかの不安を消す
6よくある質問問い合わせ前の最後の疑問を潰す
7問い合わせ導線(電話・フォーム)電話はタップで発信できるように
8運営者情報(誰がやっているか)信頼性の担保。所在地と固定電話

この順序には理由があります。 上から順に「条件が合わない人が離脱していく」構成になっているためです。 料金や対応エリアを最後に置くと、読み進めた末に条件が合わず離脱するという、 双方にとって無駄な体験になります。

会社の歴史や理念を冒頭に置かないでください。 検索して来た人は、まだ御社に興味を持っていません。 困りごとが解決するかを確かめに来ています。 理念は8番の運営者情報で書けば十分です。

7ステップの実行チェックリスト

印刷して、終わったものから消していってください。

STEP1〜2:土台(初月に必ず終わらせる)

  • Search Console を自社のGoogleアカウントで開設した
  • アナリティクスを設置し、数値が取れていることを確認した
  • 主要ページが「URLはGoogleに登録されています」と表示された
  • noindex・robots.txt の誤設定がないことを確認した
  • http/https、wwwあり/なし がどれか1つに統一されている

STEP3〜4:設計

  • 対策キーワードを決め、実際に検索して上位10件を確認した
  • 上位10件に同規模の事業者が3件以上いることを確認した
  • 1つのキーワードに対して1つのページを割り当てた
  • 似た内容のページが複数ないか確認した

STEP5〜6:実装

  • タイトルの先頭に対策キーワードを入れた(全角30字前後)
  • 上位10件が共通して書いている項目を、すべて自社ページにも書いた
  • 料金・対応エリア・営業時間をページ上部に書いた
  • 電話番号がスマートフォンでタップして発信できる
  • 重要ページへの内部リンクを、内容を表すアンカーテキストで張った
  • PageSpeed Insights で Core Web Vitals が「良好」になっている

STEP7:継続

  • Search Console の「手動による対策」を月1回確認している
  • 表示回数・平均掲載順位・クリック率を月1回記録している
  • 問い合わせ数を記録し、施策の前後で比較できる状態にしている
  • 3ヶ月未満で方針を変えていない

よくある質問

記事をたくさん書けば順位は上がりますか?

数だけでは上がりません。1記事1キーワードで、検索意図に応えていることが前提です。似た内容の記事を量産すると、自サイト内で競合し、かえって評価が分散します。まずSTEP3〜4を固めてください。

どのステップを外注すべきですか?

STEP1〜2、およびGoogleビジネスプロフィールの整備(STEP7の一部)は自社で無料でできます。まずここを終えてください。

外注を検討すべきは、STEP3(キーワード選定の判断)と、STEP6〜7の継続運用です。継続すると月20〜30時間程度の作業になるため、その時間を本業に充てた場合の利益と比較してください。

3ヶ月やっても順位が動きません。何が原因ですか?

次の順で切り分けてください。

  1. そもそもインデックスされているか(STEP2に戻る)
  2. 狙ったキーワードの上位10件に、自社と同じ立場のサイトがあるか(STEP3に戻る)
  3. ページの内容が検索意図に合っているか(STEP5に戻る)

多くの場合、原因は2です。順位が下がった場合の切り分け手順はこちら

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