飲食店のSEO対策|25位から2位の実績とキーワード戦略

飲食店の集客は、長らくグルメポータルへの掲載が中心でした。 しかし掲載料と送客手数料は毎月出ていき、他店と点数で比較され続けます。

自店サイトからの予約には、手数料がかかりません。 そこへ人を連れてくる手段がSEOとMEOです。

実績:25位 → 2位

飲食店

料理ジャンル + 地域名

開始時25 現在2

測定日 2026.07.31/順位計測ツールにて計測

飲食店の検索順位の変動(25位 → 2位)対策前は25位、対策後は2位。検索結果の1ページ目は1位から10位まで。検索結果1ページ目(1〜10位)1位10位20位30位40位50位圏外対策前対策後25位2位
計測日2026年7月31日。対策キーワードは「居酒屋 + 地域名」型の地域名を含む複合キーワードです。日付入りの計測キャプチャは実績一覧に掲載しています。

25位は3ページ目です。そこから2位(1ページ目の最上部付近)まで到達しています。 上位に食べログ・ぐるなびが並ぶ領域で、個店のサイトが2位に入るのは十分に大きな成果です。

飲食店が狙うべきキーワード

飲食店のキーワードと、個店サイトの勝ち目
上位を占めるサイト勝ち目
エリア全般品川 ランチ/品川 居酒屋 グルメポータル・まとめ記事低い
ジャンル×地域イタリアン 品川/焼肉 品川 ポータル・個店
シーン×地域接待 個室 品川/誕生日 サプライズ 品川/子連れ ランチ 品川 まちまち高い
こだわり×地域熟成肉 品川/日本酒 品揃え 品川/完全個室 品川 個店非常に高い

推奨は「シーン×地域」または「こだわり×地域」です。 理由は、ポータルがこの粒度のページを持っていないことと、 検索している人の来店意欲が非常に高いことです。 「接待 個室 品川」で検索する人は、日時も目的も決まっています。 キーワード選定の考え方はこちら

飲食店はMEO(Googleマップ対策)の比重が特に高い

「品川 ランチ」で検索すると、多くの場合地図が最上部に表示されます。 スマートフォンではなおさらです。飲食店は全業種のなかでも、 MEOの重要度が最も高い部類に入ります。

費用をかけずに、今日からできること

  1. Googleビジネスプロフィールのカテゴリを正確に設定する(主カテゴリが最重要)
  2. メニューと価格を登録する
  3. 料理・店内・外観の写真を継続的に追加する
  4. 営業時間・定休日・臨時休業を常に最新にする
  5. 口コミに返信する(星の数だけでなく、返信の有無も見られています)
  6. 属性(個室あり/禁煙/子連れ可/テイクアウト可)をすべて埋める

これらは無料で、飲食店で最も効果が出やすい施策です。 先にこれを終えてから、サイト側のSEOに進んでください。

飲食店サイト特有の注意点

1. メニューを画像だけで載せない

メニューをPDFや画像1枚で掲載しているサイトが非常に多いのですが、 画像内の文字は検索エンジンに伝わりません。 「熟成肉」「自家製パスタ」といった料理名で検索されても、拾われないということです。

メニューはテキストで書いてください。 デザインを保ちたい場合は、画像とあわせてテキストも掲載すれば問題ありません。

2. 予約導線を明確にする

せっかく上位表示しても、電話番号や予約ボタンが見つけにくければ意味がありません。 スマートフォンではタップで発信できるリンク(tel:)を、 画面上部と下部の両方に配置してください。

3. 店舗情報の構造化データ

Restaurant 型の構造化データ(住所、営業時間、価格帯、メニューURL)を実装すると、 検索結果での表示が充実します。 AI検索の引用元として選ばれやすくもなります

「ジャンル + ご自身の地域名」の空きを確認できます

同一キーワードは1社限定です。1キーワード月額5,000円(税抜)、仮申し込みの時点で費用は発生しません。

キーワードの空きを確認する入力3ステップ・約1分

飲食店が検索されるのは、どういう場面か

飲食店の検索は時間帯と目的が極端に偏ります。「今夜、4人、個室、この駅の近く」——多くの場合、検索してから1〜3時間以内に来店するか決まります。比較にかける時間はほとんどありません。

つまり、スマートフォンで、移動中に、片手で見られるかが成果を左右します。表示が遅い、電話番号がタップできない、営業時間がどこにあるか分からない——この3つだけで機会を失います。

飲食店のSEOは、グルメサイトとの併用が前提です。食べログやぐるなびを完全に置き換えることはできません。ただし「予約はグルメサイト経由、情報は自社サイトで確認」という行動は非常に多いため、自社サイトを整える意味は十分にあります。

キーワード候補の作り方

地域名との掛け合わせは1通りではありません。 同じ商圏でも、検索する人の状況によって使う言葉が変わります。 実際に候補を出すときは、次の軸で組み合わせを作ってください。

飲食店のキーワード候補(掛け合わせの軸)
組み合わせの例検索する人の状況
料理ジャンル焼肉/寿司/イタリアン/居酒屋 + 地域名食べたいものが決まっている
利用シーン接待/個室/宴会/デート/女子会 + 地域名目的が決まっている
人数・条件大人数/貸切/少人数/10人 + 地域名人数の制約がある
時間帯ランチ/深夜/朝食/飲み放題 + 地域名時間が決まっている
こだわり個室/喫煙可/子連れ/駐車場あり + 地域名外せない条件がある

飲食は「地域名+ジャンル」だけでは食べログが強すぎます。勝ち目があるのは条件の掛け合わせです。「◯◯駅 個室 接待」のように条件が増えるほど、グルメサイトの一覧ページより自店のページのほうが的確な答えになります。

候補が出たら、実際に検索してください。 上位10件の顔ぶれを見て、同規模の事業者が3件以上いれば入る余地があります。 判断の詳しい手順はSEOキーワードの選び方にまとめています。

この分野で上位にいるのは誰か

飲食は競合構造が特殊です。同業他店より、グルメポータルが最大の競合になります。

上位に表示される競合のタイプと、地域事業者の勝ち筋
競合のタイプ強み地域事業者の勝ち筋
食べログ・ぐるなび等圧倒的なドメイン評価と口コミ数条件を掛け合わせた検索では一覧ページより自店ページが有利になる
まとめ記事・地域メディアジャンル横断で網羅している個々の店の詳細情報では勝てる。写真とメニューの充実で差がつく
近隣の同業店条件は互角自社サイトを持っていない店も多い。整備するだけで抜ける

飲食店のSEOでよくある失敗

メニューを画像1枚で載せている
PDFや画像のメニューは検索エンジンが読めません。料理名と価格をテキストで書いてください。「◯◯ ランチ 地域名」で探す人に届きます。

営業時間・定休日が古いまま
来店してから閉まっていた、という体験は低評価の口コミに直結します。臨時休業や年末年始も必ず反映してください。

電話番号が画像になっている
スマートフォンでタップして発信できません。<a href="tel:..."> で実装してください。飲食店で最も損失の大きい実装ミスです。

SEOとあわせて効く施策

検索順位だけを上げても、問い合わせにつながらなければ意味がありません。 飲食店の場合、次の施策を並行するかどうかで結果が変わります。

飲食店のSEOはグルメサイトの代替ではなく補完です。予約はポータル経由でも、判断は自社サイトで行われます。25位から2位まで動いた事例も、条件を掛け合わせたキーワードで取ったものです。

飲食店が最初に直すべき3点

優先順位は明確です。①電話番号をタップで発信できるようにする、②営業時間と定休日を正確にする、③メニューを画像ではなくテキストで書く。 この3つは合計1〜2時間で終わり、しかも効果が出るのが最も早い施策です。 順位対策はそのあとで構いません。

飲食店のサイトはメニュー表示に関する景品表示法の対象です。 過去にメニュー表示をめぐる問題が業界全体で大きく取り上げられており、 産地・銘柄・製法に関する表示には根拠が必要です。

表示に注意が必要な項目
表示注意点
産地・銘柄実際に使用しているものだけを記載する
手作り・自家製仕入品を使う場合、範囲を明確にする
無添加・オーガニック定義が曖昧なまま使わない
価格総額表示。サービス料・チャージの明記
食べ放題・飲み放題対象メニュー、時間、条件を明確に
アレルギー情報記載するなら正確に。曖昧な記載はかえって危険

「サービス料・チャージの明記」は、SEOとしても効きます。 「◯◯ 居酒屋 お通し」「◯◯ サービス料」といった検索は実際にあり、 会計時の想定外を嫌う人が事前に調べています。 明記しているサイトは、それだけで来店前の不安を解消できます。

飲食店はMEOが主戦場——ただし例外がある

「地域名 + 料理ジャンル」で検索すると、 上位はGoogleマップの枠と、大手グルメサイトで埋まります。 このため飲食店はMEO対策が中心になります。 ただし、自社サイトのSEOが効く領域も確実に存在します。

検索の型と、効く施策
検索の型主に効く施策
地域+ジャンル渋谷 焼肉MEO・グルメサイト
店名店名で直接検索自社サイト(最重要)
用途・シーン接待 個室+地域名自社サイト
条件子連れ 座敷+地域名自社サイト
団体・貸切30人 貸切+地域名自社サイト。競合が薄い
メニュー特化◯◯(珍しい料理名)+地域名自社サイト

店名検索で自社サイトが上位に出ない飲食店は、非常に多くあります。 グルメサイトの店舗ページが上に来てしまうためです。 これは大きな損失です。 店名で検索する人は来店意思がすでに固まっており、 場所・営業時間・予約方法を確認しようとしています。 ここでグルメサイトに流れると、予約手数料が発生します。 店名検索での1位確保は、飲食店のSEOで最優先の課題です。

用途別ページが、単価を上げる

飲食店のSEOで最も収益に効くのは、 単価の高い利用シーンを狙ったページです。

幹事向けの情報を厚くしているページは、ほとんどありません。 宴会を探している幹事が知りたいのは、 人数の増減にどこまで対応できるか、いつまでに確定すればよいか、 キャンセル料はいつから発生するかです。 料理の写真ばかりのページでは、この判断ができません。 ここを書くだけで、団体予約の獲得力が変わります。

来店前に確認されることを、すべて書く

飲食店のサイトで最も見られるのは、料理の写真ではなく基本情報です。 そして、これが不足しているサイトが非常に多くあります。

掲載必須の情報
項目書き方
営業時間曜日別。ラストオーダーの時刻も
定休日祝日の扱い、臨時休業の告知場所
席数と席種カウンター、テーブル、座敷、個室の内訳
予約の可否当日可か、何名から可か、電話かWebか
決済手段カード、電子マネー、QR。現金のみなら必ず明記
駐車場有無、台数、提携先、料金
喫煙の可否全席禁煙、喫煙室の有無
アクセス駅から徒歩何分、目印になる建物
最新の情報臨時休業・時間変更をサイトにも反映する

「現金のみ」は必ず書いてください。 書いていない店で会計時に発覚すると、低評価の口コミにつながります。 制約を隠すことによる損失のほうが、明記することによる機会損失より大きい—— これは飲食店のサイトで一貫して言えることです。 MEOとの連携はMEO対策とはをご覧ください。

最初の90日で、何をどの順にやるか

SEOはやることが多すぎて、結局どれも中途半端になるのが最大の失敗パターンです。 飲食店はMEOと自社サイトの役割分担を決めることから始めます。 順番を決めて、上から片づけてください。

1〜30日目:土台をつくる

  1. 基本情報の総点検。営業時間、ラストオーダー、定休日、席数、決済手段、駐車場、喫煙
  2. 店名検索での順位を確認。自社サイトが1位でなければ最優先で改善
  3. Googleビジネスプロフィールの整備。写真、営業時間、属性、メニュー
  4. 電話のタップ発信対応と、予約導線の整備
  5. 臨時休業をサイトにも反映する運用を決める

飲食店のサイトで最も見られるのは料理の写真ではなく基本情報です。ここが不足しているサイトは、順位以前に取りこぼしています。

31〜60日目:中心になるページを厚くする

  1. メニューページをテキストで整備。画像だけのメニューは検索エンジンが読めない
  2. 用途別ページを2本。単価の高いシーン(接待・宴会・貸切)から
  3. 幹事向け情報を厚くする。人数確定の期限、キャンセル料、増減への対応
  4. アクセスページ。駅からの道順を写真つきで

新しいページを増やすより、既存のページを厚くするほうが先です。 薄いページが増えると、サイト全体の評価が下がることがあります。

61〜90日目:広げる

  1. 用途別ページをさらに2〜3本。子連れ、法事・慶事、一人利用など競合の薄い領域
  2. こだわり・仕入れの紹介。産地や銘柄は事実にもとづく範囲で
  3. 季節メニューのページ。需要期の2〜3ヶ月前に用意する
  4. 口コミへの返信を運用に組み込む。低評価にも冷静に返す

90日で順位が1位になることは、まずありません。 飲食は競合が多く、地域名を含む検索でも3〜6ヶ月を見込んでください。 この時期に見るべきなのは順位そのものではなく、 表示回数が増えているか、どのキーワードで表示されているかです。 Search Console の見方はGoogle Search Console の使い方、 到達順位の実測は34キーワードの実測データをご覧ください。

よくあるご質問

グルメサイトをやめてもいいですか?

いきなりやめることは推奨しません。SEOは効果が出るまで数ヶ月かかるため、その間の集客が途切れます。自店サイトからの予約が安定してきた段階で、掲載プランを縮小していくのが現実的な進め方です。

SNSだけではだめですか?

SNSは「知ってもらう」のに強く、検索は「探している人に見つけてもらう」のに強い、という違いがあります。「今夜どこで食べよう」と検索している人には、SNSでは届きません。両方の役割が異なります。

飲食店に自店サイトは必要ですか?グルメサイトだけではだめですか?

グルメサイトは掲載料や送客手数料が発生し続けます。また他店と横並びで比較されるため、価格や点数で選ばれやすくなります。自店サイトからの予約は手数料がかからず、店の世界観をそのまま伝えられます。両方を使い分けるのが現実的です。

飲食店はSEOとMEOのどちらを優先すべきですか?

飲食店は特にMEO(Googleマップ対策)の比重が高い業種です。「近くのラーメン屋」のような検索では地図が最優先で表示されるためです。まずGoogleビジネスプロフィールの整備を完了させ、そのうえでサイト側のSEOを進めるのが効率的です。

店名で検索したとき、グルメサイトが上に出てしまいます。

飲食店のSEOで最優先の課題です。店名で検索する方は来店意思が固まっており、場所や営業時間、予約方法を確認しようとしています。ここでグルメサイトに流れると予約手数料が発生します。店名、店名と地域名、店名と予約といった検索で自社サイトが上位に出る状態を作ってください。

MEOだけやっていれば、自社サイトは不要ですか?

不要ではありません。地域名とジャンルの検索ではMEOが中心になりますが、店名検索、接待や貸切といった用途の検索、子連れや個室といった条件の検索では自社サイトが効きます。とくに団体予約や貸切は単価が高く、競合も薄い領域です。

サービス料やお通し代は書いたほうがよいですか?

書いてください。会計時の想定外を嫌う方が事前に調べており、実際に検索されています。明記しているサイトは来店前の不安を解消でき、来店後のトラブルも防げます。総額表示の観点からも必要です。

「自家製」「手作り」と書く際の注意点はありますか?

実際の製造範囲と一致していることが前提です。一部に仕入品を使っている場合は、どこまでが自家製なのかを明確にしてください。産地や銘柄の表示も、実際に使用しているものだけを記載してください。

宴会や貸切の集客を増やすには何を書けばよいですか?

幹事が判断できる情報を書いてください。人数の増減にどこまで対応できるか、いつまでに人数を確定すればよいか、キャンセル料はいつから発生するかといった内容です。料理の写真だけのページでは、幹事は判断できません。

現金のみの場合、サイトに書くべきですか?

必ず書いてください。書いていない店で会計時に発覚すると、低評価の口コミにつながります。制約を隠すことによる損失のほうが、明記することによる機会損失より大きくなります。

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