レンタルルーム・レンタルスペースのSEO対策|15位から8位の実績とキーワード戦略
レンタルスペース事業は、予約プラットフォームへの掲載が集客の中心になりがちです。 しかし掲載手数料は予約のたびに発生し、他のスペースと価格で比較され続けます。
自社サイトからの直接予約には、手数料がかかりません。 リピーターを囲い込むうえでも、自社サイトの検索順位は資産になります。
実績:15位 → 8位
レンタルスペース関連キーワード + 地域名
15位から8位。1ページ目に入った、という変化です。 派手な数字ではありませんが、検索結果の2ページ目はほとんど見られないため、 実際の流入では大きな差になります。 当社は上がり幅の小さい事例も含めて公開しています。 すべてが1位になるわけではない、というのが実態です。
レンタルスペースが狙うべきキーワード
この業種の特徴は、利用者が「用途」を決めてから「場所」を探すことです。 「会議をやりたい」「撮影をしたい」が先にあり、そのあとで地域を絞ります。
| 層 | 例 | 上位を占めるサイト | 勝ち目 |
|---|---|---|---|
| 業態×地域 | レンタルスペース 品川/貸し会議室 品川 | 予約プラットフォーム | 中 |
| 用途×地域 | 撮影スタジオ 品川/ワークショップ 会場 品川/セミナールーム 品川 | 個別スペース・専門サイト | 高い |
| 用途×駅名 | 会議室 品川駅/パーティールーム 五反田駅 | まちまち | 非常に高い |
| 条件×地域 | レンタルスペース 少人数 品川/深夜 利用可 レンタルスペース 品川 | 個別スペース | 非常に高い |
「用途×駅名」を強くおすすめします。 レンタルスペースは参加者の集まりやすさで選ばれるため、 市区町村名より駅名で検索されることが多い業種です。 「会議室 品川駅」のような検索は、予約プラットフォームが個別に最適化していない粒度でもあります。 キーワード選定の考え方はこちら。
予約につながるサイトの条件
上位表示しても、必要な情報がなければ予約されません。 利用者が確認したいのは次の項目です。
| 項目 | 記載のポイント |
|---|---|
| 料金 | 時間単位の料金、最低利用時間、延長料金、休日料金 |
| 収容人数 | 着席時/立食時など、使い方別に |
| 広さ・レイアウト | 平米数と、レイアウトのパターン図 |
| 設備 | Wi-Fi、プロジェクター、ホワイトボード、キッチン、電源数など |
| アクセス | 最寄駅からの徒歩分数と、写真つきの経路案内 |
| 利用可能時間 | 早朝・深夜の可否 |
| 禁止事項 | 飲食・音出し・撮影の可否。トラブル防止にも有効 |
| 写真 | 複数アングル。用途別の使用イメージがあると強い |
設備一覧や料金表を画像で作らないでください。 画像内の文字は検索エンジンに伝わりません。 「プロジェクター 貸し会議室 品川」のような検索で拾われなくなります。 テキストで書き、装飾はCSSで行ってください。
用途ごとにページを分ける
1つのスペースでも、使い方は複数あります。 「会議」「撮影」「ワークショップ」「パーティー」でページを分けると、 それぞれが別のキーワードで拾われます。
同じ部屋の紹介でも、写真の選び方・レイアウト例・訴求点を用途に合わせて変えれば、 重複コンテンツにはなりません。 1ページ1キーワードの原則に沿った設計です。
ローカルSEO・MEOとの併用
Googleビジネスプロフィールに登録し、カテゴリを「貸会議室」「イベント会場」など 実態に合わせて設定してください。地図枠と検索結果の両方に出ることが重要です。
これは無料でできる施策です。 先にこちらを終えてから、サイト側のSEOを進めてください。
同一キーワードは1社限定です。1キーワード月額5,000円(税抜)、仮申し込みの時点で費用は発生しません。
キーワードの空きを確認する入力3ステップ・約1分レンタルルーム・レンタルスペースが検索されるのは、どういう場面か
レンタルスペースの検索は目的が先にあります。「撮影に使いたい」「会議をしたい」「パーティーをしたい」「ダンスの練習をしたい」——用途によって、必要な設備も探し方もまったく違います。
そのため「レンタルスペース + 地域名」だけで戦うと、用途の合わない問い合わせばかりになります。用途で絞ったキーワードのほうが、件数は少なくても成約率が高くなります。
予約プラットフォームとの併用が前提です。スペースマーケットやインスタベースを完全に置き換えることはできません。ただし手数料の差は大きく、直接予約に誘導できれば利益率が変わります。自社サイトを持つ意味はそこにあります。
キーワード候補の作り方
地域名との掛け合わせは1通りではありません。 同じ商圏でも、検索する人の状況によって使う言葉が変わります。 実際に候補を出すときは、次の軸で組み合わせを作ってください。
| 軸 | 組み合わせの例 | 検索する人の状況 |
|---|---|---|
| 用途 | 撮影スタジオ/会議室/パーティー/ダンス練習 + 地域名 | 目的が決まっている |
| 人数 | 2人/10人/20人/大人数 + レンタルスペース + 地域名 | 人数が決まっている |
| 時間 | 1時間/時間貸し/深夜/24時間 + 地域名 | 使う時間帯が特殊 |
| 設備 | キッチン付き/防音/プロジェクター/Wi-Fi + 地域名 | 必要な設備がある |
| 条件 | 駅近/格安/当日予約/個室 + 地域名 | 条件で絞り込んでいる |
「防音」「キッチン付き」「深夜」など、設備や条件で絞る検索は競合が少なく成約率が高い領域です。自社スペースの特徴が、そのままキーワードになります。
候補が出たら、実際に検索してください。 上位10件の顔ぶれを見て、同規模の事業者が3件以上いれば入る余地があります。 判断の詳しい手順はSEOキーワードの選び方にまとめています。
この分野で上位にいるのは誰か
この分野は予約プラットフォームが検索の大半を押さえています。ただし、用途と条件を掛け合わせた検索では個別スペースにも余地があります。
| 競合のタイプ | 強み | 地域事業者の勝ち筋 |
|---|---|---|
| スペース予約プラットフォーム | 掲載数とドメイン評価が強い | 手数料のない直接予約、写真の枚数、細かい設備情報で差別化 |
| 貸会議室の大手 | 拠点数が多い | 用途特化(撮影・音楽・パーティー)で棲み分ける |
| 近隣の個人スペース | 条件は互角 | サイトを持たずプラットフォーム任せの運営者が多い。整備するだけで抜ける |
レンタルルーム・レンタルスペースのSEOでよくある失敗
写真が少ない、または暗い
この業種は写真がすべてです。全方向から、明るく、実際の広さが分かる写真を10枚以上。これだけで問い合わせ数が変わります。
利用規約・禁止事項が曖昧
トラブルの原因になります。騒音・飲食・宿泊・撮影の可否を明記してください。先に書くほど、後の対応が楽になります。
料金体系が分かりにくい
時間単価・最低利用時間・延長料金・清掃費を1つの表にまとめてください。複数ページに散っていると比較されません。
SEOとあわせて効く施策
検索順位だけを上げても、問い合わせにつながらなければ意味がありません。 レンタルルーム・レンタルスペースの場合、次の施策を並行するかどうかで結果が変わります。
- Googleビジネスプロフィール。実在の場所なので地図枠に載ります(MEO対策)
- 用途別のページ作成。同じ部屋でも「撮影用」「会議用」でページを分けると、それぞれの検索に届きます
- アクセス方法の詳細。「駅から◯分、◯◯ビルの3階、入口は建物の裏側」まで書くと当日のトラブルが減ります
- 空き状況カレンダー。問い合わせ前に確認できると、無駄なやり取りが減ります
15位から8位という変動は、プラットフォームが強い分野での現実的な結果です。それでも1ページ目に入れば、手数料のかからない直接予約の経路ができます。
開業・運営にかかわる法令の確認
レンタルスペースは「何に使わせるか」で適用される法令が変わる業種です。 サイトで用途を広げるほど、確認すべき範囲も広がります。
| 用途 | 確認が必要なこと |
|---|---|
| 宿泊させる | 旅館業法の許可、または住宅宿泊事業法の届出が必要 |
| 飲食を提供する | 食品衛生法。持ち込みのみとの区別 |
| 不特定多数の集客 | 消防法。用途変更、消防設備、避難経路 |
| 建物の用途 | 建築基準法。用途地域と、用途変更の要否 |
| 賃借物件で運営 | 転貸の可否。賃貸借契約の用途条項 |
| 深夜の営業・接待 | 風営法に該当しないかの確認 |
とくに注意が必要なのは「宿泊」です。 レンタルスペースとして貸していても、 実態として人を宿泊させれば旅館業法の対象になり得ます。 サイトに「終日利用可」「泊まれます」といった表現を載せる前に、 許可・届出の状況を確認してください。 SEOで流入が増えるほど、行政や近隣の目にも留まりやすくなります。
用途別ページが、この業種の生命線
レンタルスペースを探す人は「スペースを借りたい」とは検索しません。 「何かをする場所を探している」のです。 したがって、検索されるのは用途の言葉になります。
| 用途 | キーワード例 | 競合の厚さ |
|---|---|---|
| 会議・打ち合わせ | 貸会議室+駅名 | 厚い |
| 撮影 | 撮影スタジオ+地域名、ハウススタジオ | 中 |
| 教室・レッスン | レンタルスペース ヨガ+地域名 | 薄い |
| パーティー | 誕生日 パーティールーム+地域名 | 中 |
| ママ会・子連れ | 子連れ 個室+地域名 | 非常に薄い |
| オンライン配信 | 配信スペース+地域名、防音 レンタル | 薄い |
| 面接・面談 | 個室 レンタル 面接+駅名 | 非常に薄い |
| 勉強・作業 | 時間貸し 自習+駅名 | 薄い |
1つのスペースでも、用途ごとにページを分けてください。 ヨガ教室を探している人が知りたいのは、床材、天井高、マットの有無、鏡です。 面接に使いたい人が知りたいのは、防音性、椅子と机、Wi-Fi、外からの見え方です。 同じ部屋でも、書くべき情報がまったく違います。
用途を絞ったページのほうが、予約率も上がります。 「多目的スペース」と書かれたページを見ても、 自分の用途に使えるかどうか判断できません。 「この使い方ができます」と明示したページのほうが、選ばれます。 キーワードの絞り込み方はSEOキーワードの選び方を参照してください。
写真と仕様の書き方で、予約率が変わる
レンタルスペースは予約時点で現物を見られないサービスです。 このため、写真と仕様の情報量がそのまま予約率になります。
- 部屋全体が分かる引きの写真——広角で歪ませすぎない。実際より広く見せると苦情になる
- 入口から見た写真——最初に目に入る景色
- 設備の個別写真——プロジェクター、モニター、キッチン、トイレ
- 建物の外観と入口——当日たどり着けないという事故を防ぐ
- 実測の寸法——「◯㎡」だけでなく、縦横の長さ。机の配置を検討できる
- 収容人数——着席時と立食時を分けて
- コンセントの数と位置——配信・作業用途では決定的な情報
- Wi-Fiの実測速度——「Wi-Fiあり」では判断できない
「できないこと」も書いてください。 火気厳禁、飲食不可、深夜利用不可、楽器不可など、 制約を先に書くほうが、当日のトラブルが減り、低評価も減ります。 この業種は口コミが予約に直結するため、 期待値を正しく設定することが、長期的には最も効きます。
予約サイト経由の集客に頼っている場合も、 自社サイトを持つ意味はあります。 予約サイトで見つけた人は、次に施設名で検索して実体を確認します。 このとき自社サイトがない、または情報が古いと、そこで離脱します。
最初の90日で、何をどの順にやるか
SEOはやることが多すぎて、結局どれも中途半端になるのが最大の失敗パターンです。 レンタルスペースは用途ごとに検索されるため、用途別ページの整備が最優先です。 順番を決めて、上から片づけてください。
1〜30日目:土台をつくる
- 写真の撮り直し。引き、入口、設備、外観。実際より広く見せない
- 仕様の実測。縦横の寸法、天井高、コンセント数と位置、Wi-Fi実測速度
- できないことの明記。火気、飲食、深夜、楽器など
- 予約導線の整備。空き状況が分かる形に。問い合わせから返信までの時間を明記
- Googleビジネスプロフィールの整備。マップ経由の流入が多い
この業種は予約時点で現物を見られません。写真と仕様の情報量が、そのまま予約率になります。
31〜60日目:中心になるページを厚くする
- 用途別ページを3本。自スペースで最も需要のある用途から
- アクセスページを厚くする。駅からの道順を写真つきで。当日たどり着けない事故を防ぐ
- 料金ページ。時間帯別、延長、オプション、キャンセル規定
- 利用事例。実際にどう使われたか。利用者の許可を得たうえで
新しいページを増やすより、既存のページを厚くするほうが先です。 薄いページが増えると、サイト全体の評価が下がることがあります。
61〜90日目:広げる
- 用途別ページをさらに3本。競合の薄い用途(面接、子連れ、配信など)を優先
- 近隣情報ページ。コンビニ、駐車場、飲食店。利用者が実際に困る点
- 設営・レイアウト例。机の配置パターンを図で示す
- 予約サイトとの併用を整理。自社サイト経由の割引があれば明示
90日で順位が1位になることは、まずありません。 用途と地域名を組み合わせたキーワードなら動きやすいものの、3〜5ヶ月は見てください。 この時期に見るべきなのは順位そのものではなく、 表示回数が増えているか、どのキーワードで表示されているかです。 Search Console の見方はGoogle Search Console の使い方、 到達順位の実測は34キーワードの実測データをご覧ください。
よくあるご質問
予約プラットフォームをやめるべきですか?
いきなりやめることは推奨しません。SEOは効果が出るまで数ヶ月かかるため、その間の予約が減ります。自社サイト経由の予約が安定してきた段階で、掲載プランを見直すのが現実的です。両方を併用しながら比率を変えていくのが安全です。
スペースが1室しかありませんが、対策できますか?
できます。むしろ1室のほうが用途別にページを作りやすく、訴求も絞りやすくなります。「◯◯駅 徒歩3分の少人数会議室」のように、特徴を明確にしたほうが検索でも選ばれます。
レンタルスペースは予約サイトだけではだめですか?
予約サイトは掲載手数料が発生し続け、他のスペースと横並びで比較されます。自社サイトからの直接予約は手数料がかからず、リピーターを囲い込みやすくなります。予約サイトを併用しつつ、自社サイト経由の比率を上げていくのが現実的です。
レンタルスペースのSEOで狙うべきキーワードは?
「用途+地域名」または「用途+駅名」が有効です。会議室、撮影スタジオ、パーティールーム、ワークショップなど、想定される使い方ごとにページを分けます。利用者は用途を決めてから場所を探すため、用途キーワードのほうが予約に直結します。
サイトに「泊まれます」と書いてもよいですか?
実態として人を宿泊させる場合、旅館業法の許可または住宅宿泊事業法の届出が必要になります。レンタルスペースとして貸していても、宿泊の実態があれば対象になり得ます。表記の前に許可・届出の状況を確認してください。
1つのスペースでも用途別にページを分けるべきですか?
分けたほうが確実です。ヨガ教室を探している方は床材や天井高、鏡の有無を知りたいのに対し、面接に使いたい方は防音性や外からの見え方を気にします。同じ部屋でも書くべき情報がまったく異なるため、多目的スペースという1ページでは、どちらにも判断材料を提供できません。
どの用途が狙いやすいですか?
子連れでの利用、面接や面談、オンライン配信、教室やレッスンといった用途は、貸会議室に比べて競合が薄い状態です。とくに面接用途と子連れ用途は、探している方がいる一方で、それを明示しているスペースがほとんどありません。
写真は何枚くらい載せるべきですか?
枚数より内容です。部屋全体の引き、入口から見た景色、設備の個別写真、建物の外観と入口は最低限必要です。とくに外観と入口の写真は、当日たどり着けないという事故を防ぐために重要です。
できないことを書くと予約が減りませんか?
短期的には減る可能性がありますが、長期的には有利です。火気厳禁や飲食不可などの制約を先に書くほうが、当日のトラブルが減り、低評価の口コミも減ります。この業種は口コミが予約に直結するため、期待値を正しく設定することが最も効きます。
予約サイトを使っていれば、自社サイトは不要ですか?
必要です。予約サイトで見つけた方は、次に施設名で検索して実体を確認します。このとき自社サイトがない、または情報が古い場合、そこで離脱します。また予約サイトは手数料が発生し、掲載順位も自社では制御できません。