robots.txt の書き方【2026年版】noindexとの違いと、書いてはいけない設定

robots.txt は「クロールしてよい場所・いけない場所」を伝えるファイルです。

最も多い誤解は「robots.txtでブロックすれば検索結果に出なくなる」というものですが、 これは正しくありません。むしろ逆効果になる場合があります。

Disallow と noindex は別物

決定的な違い
robots.txt の Disallowmeta robots の noindex
意味クロールするなインデックスするな
ページの中身読まれない読まれる
検索結果URLだけ表示されることがある表示されない
使う場面クロールが無駄なファイル検索結果に出したくないページ

最も重要な注意点です。

DisallowとnoindexでURLの扱いが変わる過程Disallowはクロールを止めるためnoindexが読まれず、URLだけ検索結果に残ることがある。noindexはクロールを許可することで確実に検索結果から外れる。robots.txt の Disallowmeta robots の noindexクローラーが来るページを読む×内容を理解×検索結果に出る△ URLのみクローラーが来るページを読むnoindexを認識検索結果に出る× 出ない
robots.txtでブロックすると、ページ内のnoindexが読まれません。確実に検索結果から外すならクロールを許可してください。

robots.txt でブロックしたページに noindex を書いても、読まれません。 クロールが止まるため、ページ内のnoindexに到達できないからです。 その結果、外部リンクなどから存在が知られると、 URLだけが検索結果に残るという最悪の状態になります。
検索結果から確実に外したいなら、robots.txtでブロックせず、noindexを読ませてください。

当社サイトの設定例

実際の考え方を、当社の設定で説明します。

当社サイトのrobots.txtの方針
対象設定理由
サイト全体Allow基本は全て許可
申込フォーム・完了ページブロックしないnoindexを読ませるため。ブロックするとURLだけ残る
OG画像確認用ページDisallowクロールしても意味がない
送信処理のPHPDisallow同上
エラーログDisallow同上
キーワード在庫CSVDisallowJSから読むだけで検索結果に出す必要がない
パラメータ付きURLブロックしないcanonicalを読ませるため
AI検索のクローラー明示的にAllow引用元として選ばれるため

2番目と最後の2行が実務上のポイントです。 申込ページを Disallow にすると noindex が読まれず、 かえってURLだけが検索結果に残ります。 またパラメータ付きURLをブロックするとcanonicalも読まれなくなり、 重複が解消されません。 「ブロックしないほうが正しい」ケースがあることを押さえてください。

AIクローラーの扱い

生成AIサービスは、それぞれ独自のクローラーを持っています。 引用元として選ばれたいなら、明示的に許可するという選択があります。

ブロックするかどうかは経営判断です。 コンテンツを学習に使われたくないならブロックする選択もありますが、 AI検索での引用機会も同時に失われます。 当社は引用元として選ばれることを優先し、明示的に許可しています。 AI検索の考え方はAI時代にSEOは必要かをご覧ください。

なお、llms.txt というファイルは Google Search では使用されません。 Googleが公式ドキュメントで「作成する必要はない」と明記しています。 robots.txt とは別物なので混同しないでください。

書いてはいけない設定

避けるべき記述
設定何が起きるか
Disallow: /サイト全体がクロールされなくなる。公開後に消し忘れる事故が多い
CSS・JSをブロックページを正しく描画できず、評価に影響
画像を一律ブロック画像検索に出なくなる
noindexページをブロックnoindexが読まれず、URLだけ残る
パラメータURLをブロックcanonicalが読まれず、重複が解消されない
robots.txt に noindex を書くサポートされていません。効果がない
サイトマップの記載漏れ発見が遅れる

最上段は実際によくある事故です。 開発中にサイト全体をブロックしていて、 公開後もそのままになっているケースが見つかります。 順位が上がらない、インデックスされないという場合、真っ先に確認すべき箇所です。

確認方法

  1. ブラウザで https://example.com/robots.txt を開く
  2. Disallow: / だけの行がないか確認する
  3. CSSやJSのディレクトリをブロックしていないか確認する
  4. Sitemap: の行があるか確認する
  5. Search Console の「ページ」レポートで、 「robots.txt によりブロックされました」の件数を確認する
  6. 意図しないページがブロックされていないか

robots.txt は、書き間違えたときの被害が最も大きいファイルのひとつです。 編集したら必ず内容を目視で確認してください。 ほかの点検項目は内部対策チェックリスト30項目、 サイトマップはXMLサイトマップの作り方をご覧ください。

よくあるご質問

robots.txtでブロックすれば検索結果に出なくなりますか?

なりません。Disallowはクロールを止める指示で、インデックスを止める指示ではありません。外部リンクなどから存在が知られると、URLだけが検索結果に表示されることがあります。確実に外したい場合はnoindexを使ってください。

noindexページをrobots.txtでもブロックすべきですか?

してはいけません。robots.txtでブロックするとクロールが止まり、ページ内のnoindexが読まれません。その結果、URLだけが検索結果に残るという最悪の状態になります。noindexを使う場合は、クロールを許可してください。

パラメータ付きURLはブロックすべきですか?

避けたほうがよい場合が多いです。ブロックするとcanonicalも読まれなくなり、重複が解消されません。canonicalで正規URLを指定し、クロール自体は許可するほうが確実です。

AIのクローラーはブロックすべきですか?

経営判断です。コンテンツを学習に使われたくないならブロックする選択もありますが、AI検索での引用機会も同時に失われます。当社は引用元として選ばれることを優先し、Google-Extended、OAI-SearchBot、PerplexityBot、ClaudeBotを明示的に許可しています。

llms.txt は robots.txt と同じものですか?

別物です。またGoogleは公式ドキュメントで、llms.txtなどのAI向けファイルについてGoogle Searchは使用しないため作成する必要がないと明記しています。設置しても検索での可視性や順位には影響しません。

インデックスされない原因がrobots.txtということはありますか?

あります。開発中にサイト全体をブロックしていて、公開後もそのままになっているケースが実際によく見つかります。順位が上がらない、インデックスされないという場合は、真っ先にrobots.txtを確認してください。

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